「電子ピアノからアップライトピアノへの買い替えに興味あり」
「先生から買い替えをオススメされたけど本当に必要」
「買い替えたいけど後悔しないか心配」
今回はこんなお悩みにお答えしていきます。
電子ピアノからアップライトピアノへの買い替えってかなり勇気がいると思います。
しかし、お子様がこの先もピアノを続けていくなら買い替えても損はありません。
むしろアップライトピアノやグランドピアノなどの生のピアノに買い替えないと、続けていても上達は頭打ちになってしまいます。
買い替えをオススメできる条件としては
①ピアノ設置可の住宅環境である
②ピアノの音で苦情が来ない、周囲にあまり気を使わなくても良い
③お子さんがピアノを好きでレッスンを続けている
詳しく見ていきましょう!
電子ピアノからアップライトピアノへの買い替えが必要な理由
ピアノのレッスンを続けていると先生から「そろそろ電子ピアノからアップライトピアノへ買い替えてはいかが?」と言われることがあります。
理由としては、レッスンが進んでいくと、電子ピアノではできない練習が出てくるからです。
そもそも先生的には最初からアップライトピアノを買って欲しかったと言う気持ちが強いです。
電子ピアノではできない「表現」の練習
電子ピアノではできない練習とは「表現」の練習です。
・軽やかに明るく楽しい音色で
・力強く雄大な音色で
などドレミなどの音階だけではできない「表現」の練習が出てきます。
その「表現」の練習はなぜ電子ピアノではできないのでしょうか?
それは電子ピアノ電子楽器だからです。
詳しくは別記事にて紹介していますが、簡単に言うと、、、
・電子ピアノは最高級で最高の状態のグランドピアノ(お値段3000万円ほど)の音を一音一音丁寧に、強弱をつけて録音している楽器です。
なので、鍵盤を叩くと出てくるピアノの音は、録音された最高級のピアノの音なのです。
最高級の音が出ると言う事は、誰が弾いても、どうやって弾いてもある程度同じような音が出せてしまうのです。
アップライトピアノやグランドピアノなら、丁寧に演奏しないと綺麗な音は出せません。鍵盤のタッチの仕方次第で繊細な音から力強い音まで幅広い「表現」ができるのです。
なのでレッスンが進むにつれて、電子ピアノからアップライトピアノへの買い替えは必要になってきます。
電子ピアノからアップライトピアノへ買い替えても失敗しない家庭
電子ピアノからアップライトピアノへの買い替えが必要であるとここまで解説していきました。
しかし、どんな家庭でも買い替えた方が絶対良い!とは言い切れません。
なぜならばアップライトピアノは音量の調節ができないからです。アップライトピアノの音は皆様が想像しているよりも遥かに大きいです。一般の家庭にピアノを設置すると、教室と違ってかなり反響して鳴り響きます。
それなりの覚悟の上で買い替えを検討されてください。
電子ピアノからアップライトピアノへ買い替えをオススメできる家庭環境を具体的に説明します。
①アップライトピアノを設置可能が住宅、マンションに住んでいる
アップライトピアノを設置可能な住宅であるかが第一関門です。
賃貸マンションや、アパート、分譲マンションであっても、契約書に「ピアノ不可」と記載されている場合があります。
ピアノを購入、設置後に気がついてしまうと大変なことになります。
ピアノを売却処分する必要があったり、違約金を請求される可能性もあります。
必ず契約条件を確認してください。
②近隣からピアノの音へのクレームが来ない
現在電子ピアノを弾いていて、クレームは来ていませんか?
もし買い替えを検討されるのであれば、それなりに大きい音で電子ピアノを弾いてみてください。
それでもクレームが来なければ、購入しても大丈夫です。
アップライトピアノは電子ピアノの最大に近い音量が普通に出ます。
クレームが一回でも入ってしますと、気まずくてなかなか練習する気にならなくなり、ピアノへ買い替えたことを後悔する可能性があります。
一定期間、大きい音で電子ピアノを弾いてみてください。
③放課後や日中〜夕方くらいに練習時間が確保できる
アップライトピアノは基本的に日中から夕方くらいしか演奏できません。
現在、共働きなどで、子供が家に帰るのが遅くなって、ピアノの練習時間も夜になっている場合はアップライトピアノへの買い替えはオススメできません。
結局音の問題で練習できなくなるくらいなら、電子ピアノで音を小さくしてでも練習していた方が上達します。
ピアノが家にあるのに弾けなかったら悲しいですよね?
練習できる時間帯は必ず確認してください。
電子ピアノから買い替えでオススメのアップライトピアノ
電子ピアノからアップライトピアノへ買い替えを検討していると言う事は、それなりにピアノを続けていて、レッスンも進んで上達していると言うことになると思います。
そう言った方へオススメのピアノは小さすぎず、安すぎずが条件です。
あまり安かったりコンパクトすぎるとすぐ物足りなく感じてしまう可能性があります。
背の高さは121cm以上を基準に検討してください。一番基本のサイズです。
メーカーはヤマハとカワイ2択のみです。他はみなくて大丈夫です。
オススメアップライトピアノ①カワイ K300
オススメNo. 1アップライトピアノはカワイK300です。
このピアノはK-3という「4年連続で世界アップライトピアノ、コスパ部門ランキング1位」に選ばれたピアノの後継機種です。4年連続で世界が認めたアップライトピアノなのです。
意外なことに、世界1位のピアノはカワイなのでした。
値段と性能のバランスが良く、ピアノの先生の間でも評判のピアノです。
個人的にもシャープなデザインや、優しい音色が秀逸な一台だと思っています。
背の高さは122cmで価格は税込770,000円、専用椅子付きです。
小さいお子様が使い始めて、大人になっても愛用していけるピアノです。
https://www.kawai.jp/product/k-300/
オススメアップライトピアノ②ヤマハYU11
オススメ②はカワイK300と同等のヤマハYU11です。
カワイK300とサイズ感や価格帯も同じくらいで
背の高さは121cm、税込726,000円です。ただし、椅子は別途となっています。
カワイK300とヤマハYU11でしたら、どちらを買っても後悔はしないと思います。
音の好みや、ブランドイメージ、購入するお店の印象で選んでも問題ありません。
ヤマハのピアノの音色はキラキラしていて、子供が演奏する気になる音だと思っています。
2位にした理由は、ヤマハYUシリーズは長年モデルチェンジがされておらず、カワイに一歩遅れを取っている感が否めないからです。
オススメアップライトピアノ③カワイK400
オススメ3位はカワイK400です。
中身な1位のカワイK300と同じですが、外観が異なっています。
譜面台がグランドピアノタイプになっていて、ピアノ教室のグランドピアノと違和感なく視点を楽譜に持っていくことができます。
背の高さは122cmで価格は税込858,000円です。
120cmクラスのアップライトピアノでグランドピアノタイプの譜面台を搭載しているのはK400だけなので、ランクインとなりました。
見た目もかっこいいので、オススメです。
ヤマハやカワイなどのピアノ専門店なら電子ピアノは下取りしてもらえる
電子ピアノからアップライトピアノへ買い替える場合は、今使っている電子ピアノを下取りしてもらえることがあります。
ヤマハやカワイのショップできたら、基本的に下取りできます。(※ただし古すぎる場合は引取のみ)
なので、買い替え検討の場合はヤマハやカワイと言ったピアノ専門店で購入することをオススメします。
電子ピアノからアップライトピアノへの買い替えまとめ
今回は電子ピアノからアップライトピアノへの買い替えについて解説いたしました。
住宅環境が問題なく、お子様がピアノを大好き!というのであれば、電子ピアノからアップライトピアノへ買い替えをオススメします。
ピアノの発表会などで、電子ピアノで練習している子と、家に本物のピアノがある子では出ている音が全くと言って良いほど違います。
それはお子様の自信にも繋がることなので、ぜひ練習環境を整えてあげてください。
今回の記事が皆様のお役にたてば幸いです。
サイレントピアノに関する記事はこちら↓
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