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ピアノの先生お墨付き!子どものピアノレッスンにおすすめの電子ピアノ7選を紹介

ピアノの先生お墨付き!おすすめの電子ピアノ7選を紹介

「ピアノを始めた子どものために電子ピアノを買ってあげたい」

「でもどれを選べばいいかわからない」

「ピアノの先生がおすすめするのは、どんな電子ピアノ?」

子どもがピアノ教室に通い始めたら、必要になるのが自宅での練習用ピアノです。

メーカーや種類が多いし、機種によって価格の差も大きいので、どんな電子ピアノを選べばいいか迷ってしまう人も多いでしょう。

そこでこの記事では「ピアノの先生がおすすめする電子ピアノ」に的を絞って紹介します。

ピアノの先生が生徒に買って欲しい電子ピアノの条件を解説しつつ、おすすめ機種を7選紹介。

この記事で紹介する電子ピアノを準備すれば、楽しくピアノの練習しつつ、成長スピードも早くなります!

ちなみに、私の知り合いのピアノの先生は以下の電子ピアノを勧めていました。

教室に入会した生徒(いずれアップライトピアノを買える可能性がある場合)はカワイCN201


住宅事情などでアップライトピアノは置けない場合は、木製鍵盤のカワイCA401かCA701


先生自身が夜間に練習する用にはカワイCN29(CN201の前モデル)を購入していました。

電子ピアノはヤマハとカワイどっちがおすすめ?子供用ならカワイがおすすめ

ピアノの先生が生徒におすすめしたい電子ピアノはどんなの?

ピアノの先生が生徒に買って欲しい電子ピアノは「本物のピアノになるべく近いもの」です。

教室のグランドピアノと、自宅での練習用電子ピアノの差が大きければ大きいほど、上達には遠回りになってしまうからです。

基本的に電子ピアノは上手に演奏ができるようになっています

どんな指の置き方をしても、どんな演奏方法でも、とてもキレイな音を出せるのが電子ピアノ。

対して、本物のピアノは指の置き方やタッチの強弱、腕の使い方などで奏でられる音が変わります

そのため、自宅では上手に演奏できても、教室では上手く演奏できないということが起こってしまうのです。

そうなると、先生に褒めてもらえず、発表会でも上手く演奏できず、だんだんピアノが楽しくなくなり、自宅でも練習しなくなり、結局ピアノを辞めてしまう。

この悪循環を防ぐために、自宅にはなるべく本物のピアノに近い電子ピアノを準備する必要があります。

ピアノの先生が生徒におすすめしたい電子ピアノの条件

ここからは、ピアノの先生が求める「本物のピアノに近い電子ピアノ」の条件を紹介します。

ポイントは以下の通り。

  • 鍵盤の数
  • 鍵盤のサイズ
  • 鍵盤のタッチ
  • 卓上タイプはNG!
  • 価格はそこまで高くなくていい

つまり、音ではなく鍵盤に注目することが重要です。

電子ピアノの音は、意外とどのメーカーのどの機種も同じようなもの。

なので、なるべく鍵盤がしっかりとしている電子ピアノを選びましょう。

88鍵盤揃っている

絶対条件として88鍵盤揃っている電子ピアノを選びましょう。

本物のピアノも鍵盤は88鍵です。

同じ数の鍵盤でないと、教室と自宅でどこを弾けばいいか迷ってしまいます。

とにかく、難しいことは考えず88鍵盤揃っている電子ピアノを選んでください!

76鍵や61鍵の電子ピアノは、ほぼキーボードなのでおすすめできません。

鍵盤の幅と長さが本物のピアノと同じ

鍵盤の幅と長さにも注目しておきましょう。

おもちゃのピアノやキーボードの場合、鍵盤のサイズが本物のピアノより小さいことがあります。

鍵盤が小さいと、小さい子どもは演奏しやすいかもしれませんが、教室のピアノとのギャップが生まれてしまいます。

自宅のキーボードだと上手く弾けても、教室の本物のピアノでは上手く演奏できないでしょう。

「鍵盤の幅と長さが本物のピアノと同じ電子ピアノがどれかわからない」

こういった人は、ヤマハかカワイの10万円以上クラスの電子ピアノを選べば問題ありません。

ほかのメーカーの5万円以下くらいの電子ピアノは少し不安です。

迷った場合はヤマハかカワイを選択しましょう。


タッチが本物のピアノに近い

鍵盤を押した時の感覚を「タッチ」と言います。

このタッチ感が本物のピアノに近い電子ピアノが理想的です。

タッチ感が本物に近いと、自宅と教室でのギャップが生まれにくく、上達の近道となります。

逆に、タッチがスカスカで軽いほとんどキーボードのような電子ピアノだと、指の使い方を覚えられないでしょう。

ピアノではなく、キーボードの練習をしているようなもので、ピアノを上達することは難しくなります。

「そう言われても、どれが本物に近いタッチなのかわからない」

そんな人は、ヤマハかカワイの電子ピアノを選べば間違いありません

両メーカーはなるべくピアノに近い電子ピアノを開発するために切磋琢磨しています。

このあと紹介する電子ピアノ7選も、すべて本物のピアノに近いタッチ感です。

どれを選べばいいかわからない場合は、7選の中から予算内に納まるアイテムを選びましょう。

卓上タイプは避けよう

子どものピアノレッスン用としては、卓上タイプの電子ピアノは避けるべきです。

5万円や3万円クラスの卓上電子ピアノは、基本的にキーボードに近いと考えていいでしょう。

タッチが軽く、鍵盤のサイズも小さい可能性があります。

とはいえ、卓上タイプでも本物のピアノのタッチに近い電子ピアノもあります。

しかし、専用のスタンドが必要になる上、置いたとしても、本物のピアノと高さが微妙に変わってしまうのです。

高さが違うと、正しい姿勢で練習できません。

ペダルも簡易的ものになっていしまいます。

椅子やスタンドを購入すると、一般的な電子ピアノの値段を超えてしまうことも。

子どもの練習用としては、やはり一般的な電子ピアノを選んでおくほうが無難と言えるでしょう。

買ってはいけない電子ピアノの特徴5選!すぐ買い替えることになるので注意

価格はそこまで高くなくても問題ない

「本物に近い電子ピアノ」と聞くと、高価格帯の電子ピアノを想像する人も多いでしょう。

しかし、実際はそこまで高くなくても問題ありません!

このサイトでも絶賛していて、自信を持っておすすめできるカワイのCN201は実売価格120,000円程度です。

楽天市場のポイント還元が大きいタイミングを狙えば、実質110,000円くらいで購入可能。

「10万円以内で購入したい」という人はヤマハのYDPシリーズやカワイのKDP120を選んでみてはいかがでしょうか?

7〜8万円ほどで、本格的な電子ピアノが手に入ります。

YDPシリーズは、ピアノの先生の中でもおすすめする人が多い機種。

とにかくコスパがよく、タッチも問題ありません。

予算が限られている場合は、ヤマハのYDPシリーズとカワイKDP120を検討してみましょう。


ピアノの先生お墨付き!おすすめ電子ピアノ7選

ここからは、私がピアノメーカー時代にお付き合いのあったピアノの先生がおすすめする電子ピアノを7機種紹介します!

信頼のメーカーであるカワイ、ヤマハ、ローランドの電子ピアノなので、どれもハイクオリティです。

カワイCA401 | 木製鍵盤搭載かつシンプルな機能性が魅力

カワイCA401は木製鍵盤を搭載した、本物のピアノに近いタッチを持つ電子ピアノ

タッチだけではなく、音も最高品質のカワイSK-EXのサウンドとなっており文句のつけようがありません。

しかも、価格は20万円以下というコスパの高さが光ります。

ほかのメーカーでこのクオリティの電子ピアノを探すと、25万円〜30万円ほどするでしょう。

もしアップライトピアノへの買い替えが住宅事情などで難しい場合は、カワイCA401をおすすめします。


カワイCN201 | 無駄を省いて音とタッチにこだわった1台

カワイの入門用電子ピアノCN201。

無駄な機能を削ぎ落とし、音とタッチにこだわった1台です。

鍵盤は一般的な電子ピアノと同様のプラスチック製ですが、グランドピアノのタッチを再現しています。

シンプルかつ洗練されたデザインも魅力的。

上品な木目と色使いで、自宅のインテリアにも馴染みます。

予算が10万円という場合は、あと2万円出してカワイCN201を買いましょう!

中途半端な電子ピアノを買うよりは、後悔しません。


カワイCA701 | 音もタッチもこだわり抜いた本物近い電子ピアノ

木製鍵盤を搭載したハイクオリティな電子ピアノ「カワイCN701」。

CA401の鍵盤をさらにグランドピアノに近づけたモデルです。

そしてスピーカーの品質も高く、音の響きにもこだわっている点が特徴。

目視しやすい大型のディスプレイを搭載していたり、機能がたくさんついていたり、電子ピアノならではの楽しみ方ができます

ただし、価格はほかの2機種と比べて跳ね上がってしまうことがデメリット。

子どもだけでなく、家族みんなでピアノを楽しみたいならおすすめです。


ヤマハCLP745

ヤマハのロングセラー「クラビノーバシリーズ」の木製鍵盤モデル。

ヤマハならではの、キラリとしたサウンドが魅力の1台です。

「表現力」が高いことが特徴で、微妙なタッチの違いによる、音のニュアンスを表現できます。

価格が25万円前後とやや高めですが、クオリティの高い電子ピアノです。

クラビノーバは、ピアノの先生の教室に置いてあることも多いシリーズ。

奥行きは約46cmとなかなかのコンパクトサイズとなっています。


ヤマハYDP-145

ヤマハの入門用モデル「アウリスシリーズ」の高コスパモデル!

シンプルかつ低価格、ヤマハならではの品質の高さが魅力の1台。

低音域と高音域で微妙にタッチ感の異なるグランドピアノ、その違いを再現した鍵盤を搭載しています。

棚受柱という部品を省いたとによって、見た目がすっきりしていることも特徴です。

ヤマハの電子ピアノが欲しいけど、予算が10万円以内という場合にはYDP145が選択肢に入ってくるでしょう。

ヤマハYDP-145

ヤマハYDP-S55

非常にスリムで奥行きがコンパクトな電子ピアノ!

設置スペースが限られているなら、ヤマハのYDP-S55がおすすめです。

先ほど紹介したYDP-145より上位クラスの鍵盤を搭載しており、よりグランドピアノに近いタッチを再現しています。

椅子が別売りとなっている点がデメリット。

椅子を購入する際は、高さの変えられる椅子を選んでください。


ローランドHP704

木製鍵盤とプラスチック鍵盤の要素を兼ね備えたハイブリット鍵盤を搭載したローランドの電子ピアノ。

タッチはヤマハやカワイの木製鍵盤には劣りますが、耐久性が高く長持ちすることが特徴です。

高級感のあるデザインが魅力的で、インテリアとしても活躍する1台。

どうしてもローランドがいい!という人にはこちらのモデルをおすすめします。


ピアノの先生がおすすめする電子ピアノで練習しよう

ピアノの先生が生徒に買って欲しい電子ピアノに求められる条件は以下の通りです。

鍵盤が88鍵揃っている

鍵盤の長さと幅が本物のピアノと同じ

タッチが本物のピアノに近い

卓上タイプは避ける

この条件を満たしている電子ピアノを練習用として準備すればOKです!

カワイかヤマハの10万円以上の電子ピアノなら確実に条件を満たしています。

どれを選べばいいか迷ってしまう人には、カワイのCA401かCN201がおすすめです。

少し価格が高くなりますが、買って後悔することはありません。

今回の記事を参考にして、楽器屋さんに電子ピアノを見に行ってみましょう!

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